睡眠と妊活の深い関係|睡眠の乱れがホルモンを乱す?

こんにちは!サクラダ治療室代表の前田です!

本日のブログのタイトルは、「睡眠と妊活の深い関係/夜更かしがホルモンを乱す?」です。

実は、睡眠は女性ホルモンの分泌や自律神経の働きと密接に関わっており、妊活を進めるうえで重要なポイントになります。

特に睡眠不足が続くと、ホルモンバランスが乱れやすくなり、排卵や着床にも影響が出ることがあります。

この記事では、「なぜ睡眠が妊娠に関係するのか?」という視点から、ホルモン分泌、自律神経、生活習慣、そして鍼灸によるケアまでをわかりやすく解説していきます。

是非最後までご覧ください。

【目次】

  1. 睡眠とホルモン分泌の関係
  2. 夜ふかしが妊娠に不利なのは何故?
  3. 睡眠不足が与える体への影響は?
  4. 自律神経とホルモンバランスのつながり
  5. 睡眠の質を上げる生活習慣
  6. 鍼灸で睡眠リズムとホルモン分泌が整う
  7. まとめ

睡眠とホルモン分泌の関係

睡眠中、体内では様々なホルモンが分泌されています。
たとえば成長ホルモンは細胞の修復や代謝の調整に関わり、ストレスホルモンであるコルチゾールは目覚めに関わるなど、睡眠はホルモンの働きと密接です。

中でも注目したいのが、「メラトニン」。これは「睡眠ホルモン」として知られ、夜になると脳の松果体から分泌されますが、実はこのメラトニン、卵子の質の保護にも深く関与しています。

夜ふかしが妊娠に不利なのは何故?

夜遅くまで起きていると、メラトニンや成長ホルモンなどの分泌タイミングがずれてしまい、ホルモンのリズムが崩れます。
特に、22時〜2時は「ホルモンのゴールデンタイム」とも言われる時間帯。この時間に深い眠りについていることで、卵巣や甲状腺、副腎などの機能がスムーズに働きます。

さらにメラトニンは、強い抗酸化作用をもつため、卵胞内の酸化ストレスを軽減し、卵子の老化を防ぐ働きがあります。夜ふかしが続くと、この大切なメラトニンの分泌量が減少してしまうのです。

睡眠不足が与える体への影響は?

慢性的な睡眠不足は、排卵が遅れたり、黄体ホルモンの分泌が弱まることで、着床環境が整いにくくなります。
また、睡眠不足がインスリン抵抗性を高め、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)などの内分泌疾患の悪化要因になることもあります。これは起床時間が長いことで、交感神経の緊張→血糖値の上昇の流れが多くなるため、インスリンを使いすぎることが原因で起こってきます。

免疫力の低下、体温調整の乱れ、ストレス耐性の低下なども同時に起こり、妊娠に向けた体の状態ではなく、今の生活で維持するだけで一杯一杯の状態になってきてしまいます。

自律神経とホルモンバランスのつながり

睡眠と自律神経は深い関係性があります。
交感神経が優位なままだと体は緊張状態にあり、入眠が遅く、深い眠りにも入りにくくなったり、中途覚醒などが起こりやすくなります。
その結果、ホルモンの分泌タイミングが狂い、黄体ホルモンや卵胞刺激ホルモン(FSH)など妊娠に重要なホルモンにも影響を及ぼします。卵の成長や高温期の維持にも影響を及ぼすことになります。

副交感神経を優位にしてリラックスした状態を作っていくことが、ホルモンバランスを整えるためには大切なポイントとなります。

睡眠の質を上げる生活習慣

以下のような生活習慣は、メラトニンの分泌を促し、卵子の質にも良い影響を与えます。

  • 就寝1時間前からスマホやPCを控える(ブルーライトを避ける)
  • 38〜40度のぬるめのお風呂に15分程度浸かる
  • 部屋を暗く、静かな環境に整える
  • 毎日同じ時間に寝起きすることで、体内時計を整える
  • 寝る前に軽くストレッチや深呼吸を行う

こうした習慣を継続することで、メラトニンだけでなく成長ホルモンや副腎ホルモンの分泌もスムーズにし、妊娠に向けた体のコンディションを底上げする流れとなってきます。

鍼灸で睡眠リズムとホルモン分泌が整う

鍼灸は、自律神経にアプローチすることで、副交感神経を優位にし、深い眠りを誘導します。
鍼灸の得意分野と言える、自律神経の調整を進めていくことで、本来の体の機能を取り戻し、ホルモン分泌を促すことや、深い睡眠を取る事によって、睡眠を必要な栄養を臓器に届けることができるようになります。

睡眠の質が上がることでメラトニンの分泌も促され、卵子を成長させる環境が整い、結果として卵子の老化抑制・着床力の向上へとつながっていきます。

睡眠のお悩みが強く、自力で睡眠の悩みを解消できない場合は、鍼灸で自律神経から整えていくことも、検討していくことをお勧めいたします。

睡眠のお悩み、卵の育ちでお悩みの方へ/ サクラダ治療室

睡眠は、妊娠に向けた体づくりの「土台」です。夜ふかしや不規則な生活習慣は、ホルモンバランスを崩す大きな要因となります。深い睡眠を取っている時が、卵胞や子宮内膜についても成長しやすい環境となります。質の良い睡眠を意識することが、ホルモンバランス、基礎体温の安定、そして何より妊娠力の向上に繋がってきます。

当院は妊活専門の鍼灸院です。2020年の創業以来、妊活、不妊治療でお悩みの方と向き合い続け、寄り添うことを大事に患者様と一緒に頑張ってきました。

同じようなお悩みがある方は、是非当院に相談してみませんか?

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