子宮内膜の厚みと着床率の関係〜「ふかふかのベッド」はどう作られるのか?〜

こんにちは、サクラダ治療室 代表の前田です🌸

病院で「内膜の厚さ〇mmですね」と言われた経験がある方も多いのではないでしょうか。
では実際、子宮内膜はどのくらい厚ければ良いのか?
また、厚みだけでなく内膜の“質”も妊娠を左右する重要な要因です。

この記事では、子宮内膜の厚さ・質・循環・ホルモンバランスまで、着床に必要なポイントを深掘りします。

是非最後までご覧ください✨

【目次】

  1. 理想的な内膜の厚みとは?
  2. 子宮内膜はどう作られるのか?
  3. 内膜の“質”を決める3つの要素
  4. 血流改善の重要性
  5. 栄養アプローチ:内膜作りの材料
  6. 鍼灸の視点:子宮循環を底上げする
  7. まとめ

理想的な内膜の厚みとは?

一般に8〜12mmが理想とされています(排卵直前〜着床期)

6mm以下では着床率が低下しやすく、逆に15mm以上も着床障害になることがある(内膜過形成など)

📌 薄すぎるとNGですが、実は厚すぎてもにNGに。その上で柔軟性のある内膜が理想的。

子宮内膜はどう作られるのか?

◉ ホルモンバランスの影響

  • 排卵前:エストロゲン(卵胞ホルモン)で厚みを増す
  • 排卵後:プロゲステロン(黄体ホルモン)で維持・柔軟化

📍 エストロゲン不足 → 薄い内膜
📍 プロゲステロン不足 → 内膜の質低下・剥がれやすさ

◉ 血流と栄養供給

  • 子宮動脈→螺旋動脈→内膜へ血液供給
  • 末端の血流が悪いと、細胞増殖・栄養供給が不足し厚くなりづらくなる

内膜の“質”を決める3つの要素

血流の良さ
 → 冷え、低体温、ストレスで血流低下しやすい

細胞の再生力
 → ビタミンA・亜鉛・葉酸・鉄不足で細胞分裂力が落ちる

慢性炎症の有無
 → 子宮内膜炎、腸内環境悪化による内毒素血症(リーキーガット)

血流改善の重要性

子宮は心臓から遠く、実は血流の優先順位が低い臓器になります。
以下が血流低下要因となります:

  • 低体温・冷え性
  • ストレス→交感神経優位
  • 貧血・低血圧
  • 骨盤内うっ血

💡 「自律神経の調整」は子宮血流改善にとても大事になります!

栄養アプローチ:内膜作りの材料

  • 葉酸・鉄・ビタミンB12 → 細胞分裂に必須
  • ビタミンD → 免疫調整と内膜環境安定
  • 亜鉛・銅・セレン → 細胞の抗酸化防御

📌 妊活前からこれらを整えることで、受精卵が着床しやすい土台が育つイメージになります。

鍼灸の視点:子宮循環を底上げする

鍼灸では以下にアプローチ:

  • 骨盤内血流の促進
  • 交感神経抑制 → 血管拡張に誘導
  • 冷え体質の改善
  • 自律神経調整 → 夜間の成長ホルモン分泌促進

まとめ

内膜が育たない=身体全体の血流・代謝不良のサインとも言えます。
ホルモン補充だけでなく、日々の代謝力を底上げすることが自然な内膜環境の安定に繋がります。

日常の積み重ねから、柔軟な子宮内膜「ふかふかのベッド」づくりを進めていきましょう!

🌸サクラダ治療室からのメッセージ

着床に関わる子宮内膜についてを記載させていただきました。

私たちの妊活サポートでは、それぞれの体質に合わせたサポートを大切にしています。
子宮内膜を育てる環境作り、そこから妊娠の維持にも繋がってきます。
妊娠に向けた体質改善を一緒に始めていきましょう🌱

当院は妊活専門の鍼灸院です。2020年の創業以来、妊活、不妊治療でお悩みの方と向き合い続け、寄り添うことを大事に患者様と一緒に頑張ってきました。

同じようなお悩みがある方は、是非当院に相談してみませんか?

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