
こんにちは、サクラダ治療室 大宮院の荻野です🌸
皆さんは、油って聞くと体に悪いイメージを持たれていませんか?
実は妊活において、油はとても大事なんです!
今回は、「油=体に悪い」ではなく、「油=妊活の味方」として、妊娠しやすい体づくりに欠かせない油のお話をしていきます。
是非最後までご覧ください✨
油=悪者?妊活に必要な理由とは
「コレステロール値が高い=悪いもの」というイメージがあるかもしれませんが、体はコレステロールを材料にして、妊活で重要となる女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)や男性ホルモンの性ホルモンやビタミンDなどの脂溶性ビタミンを作っています。
つまり、妊活で重要となるホルモンを作る土台に“油”があるということです。
細胞膜は油でできている!卵子も精子の生成にも油がカギ!
人の体は37兆個の細胞からできており、その細胞の外側を包んでいるのが「細胞膜」。
この膜が油でできているため、良質な油を摂ることで膜の柔軟性や情報伝達力が高まり、卵子や精子の質も向上します。
- 卵子の膜が柔らかいと、栄養も精子も入りやすくなり、受精率UP
- 精子も膜が柔らかく、動きがスムーズだと、卵子にたどり着く力が高まる
コレステロールはホルモンの材料
女性ホルモンの一つである「エストロゲン」や「プロゲステロン」は、コレステロールから作られています。
つまり、極端な脂質制限ダイエットや、油を避ける生活はホルモンバランスを崩しやすく、実は妊活で考えてもマイナスポイントなり得るのです。
また、脂質が不足すると脳の視床下部や下垂体がうまく働かなくなり、ホルモン指令がうまく出なくなることもあります。
摂るべき油・避けたい油とは?
✅摂りたい油(良質な油)
- オメガ3脂肪酸(αリノレン酸、EPA、DHA):亜麻仁油、えごま油、青魚
- 一価不飽和脂肪酸:オリーブオイル、アボカド、ナッツ類
- 適量の飽和脂肪酸:ココナッツオイル、ギー(精製バター)
→ 細胞膜の質を高め、炎症を抑え、ホルモンの合成もサポートします。
❌控えたい油(避けたい油)
- トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング、加工食品)
- 酸化した油(古い揚げ油、開封後長期間置いた油)
- オメガ6の過剰摂取(サラダ油、コーン油、大豆油など)
→ 炎症を助長し、ホルモンバランスを乱す可能性があるため注意が必要です。
油を活かす生活習慣と注意点
- オメガ3油は「鮮度」が大切。加熱せず生で摂るのが基本(亜麻仁油・えごま油など)
- 冷暗所で保管し、酸化を防ぐ
- 青魚は週に2〜3回食べると◎
- ダイエットする場合でも油は完全にカットしない
また、油と一緒にビタミンEやビタミンA、D、Kなどの脂溶性ビタミンも一緒に摂れるよう意識してみましょう。
油とホルモンのめぐりを整える「鍼灸」
実は、鍼灸はホルモンや代謝のめぐりに間接的に関わることができます。
自律神経が整うことで、血流が届くようになります。それによりホルモン分泌のバランスが改善し、代謝力も上がりやすくなるため、油を取り入れた食生活と相乗効果が期待できます。
また、肝機能や腸の働きが整うことで、脂質の吸収・分解・利用がスムーズになり、細胞膜の質やホルモンの材料が効率的に使われやすくなります。
まとめ
油の役割 | 妊活への影響 |
---|---|
細胞膜を作る | 卵子や精子の質・柔軟性・情報伝達力UP |
ホルモンの材料になる | エストロゲン・プロゲステロンなどの合成に必須 |
炎症を抑える(オメガ3) | 着床環境や子宮内膜の健康維持に重要 |
🌸サクラダ治療室からのメッセージ

「油=太る、悪い」と思って避けていた方は、今日からぜひ良質な油を摂ることが妊活のポイント”という視点を持ってみてください。
私たちの妊活サポートでは、鍼灸だけでなく体の内側からの「材料づくり」も大切にしています。
油を変えると、体も変わる。体が変わると、妊娠力も上がる——。
そんな「土台づくり」を一緒に始めていきましょう🌱
当院は妊活専門の鍼灸院です。2020年の創業以来、妊活、不妊治療でお悩みの方と向き合い続け、寄り添うことを大事に患者様と一緒に頑張ってきました。
同じようなお悩みがある方は、是非当院に相談してみませんか?
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