妊活疲れを感じたら|がんばりすぎないための心と体のヒント

妊活疲れを感じたら|心と体のヒント(サクラダ治療室)

妊活を、がんばってきましたよね。基礎体温をつけて、食事に気をつけて、通院して、毎月ドキドキして、生理が来てはまた落ち込んで。その繰り返しの中で、ふと「もう、疲れた」と感じること、ありませんか。

それは、あなたが弱いからでも、努力が足りないからでもありません。むしろ、真剣に向き合ってきたからこその疲れです。今日は「がんばりすぎないこと」を、一緒に考えたいと思います。力の抜き方にも、ちゃんとコツがあります。

先に、結論から。
・妊活疲れは、真剣に向き合ってきた証。気合いの問題ではない
・呼吸・引き算・体をゆるめる・眠りで、力を抜いていける
・休むことは後退ではない。つらさが続くときは、一人で抱えず専門家に頼って

「妊活疲れ」って、どんな状態?

妊活疲れは、心と体の両方にたまった疲れが、じわじわと表に出てくる状態です。特別な病気ではありませんが、放っておくと、つらさが深まってしまうことがあります。

気合いや、性格の問題ではありません。負担が、少しずつ積み重なった結果です。まずは「今、疲れているんだな」と、自分の状態に気づいてあげることから始まります。

こんなサイン、出ていませんか

  • 妊活のことばかり考えて、頭が休まらない
  • 眠れない、または寝ても疲れが取れない
  • SNSの妊娠報告を見るのが、つらい
  • パートナーとの会話が、妊活の話ばかりになる
  • 好きだったことを、楽しめなくなった
  • わけもなく涙が出る、イライラする

いくつか当てはまっても、大丈夫です。サインに気づけたなら、そこからゆるめていけます。

妊活は、どうして疲れやすいの?

妊活には、疲れがたまりやすい理由が、いくつもあります。

  • 「いつ授かるか」というゴールが、見えない
  • どんなにがんばっても、結果を自分でコントロールできない
  • 毎月、期待して、落胆する。その波がある
  • 周りの妊娠や、家族の言葉と、比べてしまう
  • 通院や検査、体への負担が続く

こうした状態が続くと、体は「気が張った」モードから抜けられなくなります。自律神経のうち、活動モードの交感神経が優位なまま。これでは、心も体も休まりません。だからこそ、意識して「ゆるめる」時間が必要になります。

今日からできる、力を抜くヒント

がんばり屋さんほど、「休む=サボり」と感じてしまいがちです。でも、休むことは後退ではありません。むしろ、続けるために必要な時間です。できそうなものから、一つずつ試してみてください。

① 呼吸で、今すぐ緊張をゆるめる

気が張っているとき、呼吸は浅くなっています。息を長く吐くと、体を休ませる副交感神経が働きやすくなります。

  • 4秒かけて吸って、8秒かけて、ゆっくり吐く
  • これを、3〜5回くり返す
  • 気づいたときに、いつでも

道具もいらず、今この瞬間にできます。緊張したときの、お守りにしてください。

② 「やらないこと」を決める

妊活情報を、ぜんぶ追いかけなくて大丈夫です。あれもこれもと抱え込むほど、疲れてしまいます。

  • 妊活の検索は、1日ここまで、と決める
  • 「体に良いこと、ぜんぶやる」をやめる
  • 「今日はやらない日」を、つくる

引き算も、立派なセルフケアです。

③ 体の緊張を、ゆるめる

心の疲れは、体のこわばりとして出ます。体をゆるめると、心も少しほどけます。

  • 湯船に、ゆっくりつかる
  • 肩や首を、ぐるっと回す
  • 寝る前に、軽くストレッチ
  • 温かいものを飲んで、一息つく

体を温めることについてはこちらの記事もどうぞ。

④ 眠りを、守る

疲れているときこそ、睡眠が回復のカギです。眠れない日が続くのは、心のSOSでもあります。

  • 寝る前は、スマホと妊活情報から離れる
  • できるだけ、同じ時間に布団に入る
  • 朝、カーテンを開けて日の光を浴びる

眠りの整え方はこの記事にまとめています。

⑤ 情報・SNSから、少し離れる

他の人の妊娠報告や、キラキラした投稿がつらいなら、見ないでいい時期です。ミュートも、通知オフも、あなたを守る手段。距離を取ることは、逃げではありません。

⑥ 立ち止まっても、休んでもいい

「1周期、お休みしようかな」。そう思ったら、休んでいいんです。妊活に、完璧な皆勤賞はいりません。心と体が整ってから再開したほうが、うまくいくこともあります。

⑦ つらさを、言葉にする

一人で抱えていると、つらさはふくらみます。パートナーに、友人に、あるいはノートに。言葉にするだけで、少し軽くなります。誰かに聞いてもらうことは、弱さではありません。

サクラダ治療室でのやさしい施術(頭を支える)

パートナーと、どう向き合う?

妊活疲れは、二人の関係にも影響します。温度差でギクシャクすることも、珍しくありません。少しの工夫で、ラクになります。

  • 妊活の話をする時間・しない時間を、二人で決める
  • 相手を責める言い方より、「私はこう感じる」で伝える
  • 完璧に分かり合おうとせず、「一緒に悩む」姿勢でいる
  • たまには、妊活と関係のないデートをする

パートナーは、敵ではなく、同じチームです。つらさを分け合えると、二人ぶんの重さが、少し軽くなります。

気持ちが、少しラクになる考え方

疲れているとき、頭の中は、自分を責める言葉でいっぱいになりがちです。考え方を、少しだけ横にずらしてみてください。

「完璧な妊活」を、目指さない

毎日きっちり、ぜんぶ正しく。そんな完璧は、いりません。7割できたら十分です。できなかった日があっても、自分を責めないでください。

妊活以外の「自分」を、大切にする

あなたは、妊活だけの存在ではありません。好きなこと、心が動く時間を、意識して持ってください。それは逃げでも後回しでもなく、あなたを支える柱になります。

「今日を過ごせた」だけで、十分

結果が出ない日々の中でも、あなたは毎日を、積み重ねています。それだけで、もう十分がんばっています。

つらさが続くときは、一人で抱えないで

セルフケアでも気持ちが晴れない、眠れない日が続く、涙が止まらない。そんなときは、我慢せず、専門家に頼ってください。

  • 眠れない、食べられない状態が続く
  • 何をしても、楽しいと思えない
  • 消えてしまいたい、と感じることがある
  • 日常生活に、支障が出ている

婦人科、心療内科、カウンセリング。頼れる先は、いくつもあります。つらさを話すことは、前に進むための一歩です。生理前の心の波についてはPMSの記事でも触れています。

サクラダ治療室でできること

サクラダ治療室では、鍼灸で体の緊張をゆるめ、自律神経を整えるお手伝いをしています。体がほどけると、不思議と、心も少し軽くなります。「妊活の話をしに来ただけ」でも大丈夫。がんばりすぎているあなたが、ほっと一息つける場所でありたいと思っています。

サクラダ治療室は、東京都北区の東十条院(JR東十条駅 徒歩2分)と、埼玉県さいたま市の大宮院(大宮駅 徒歩5分)。どちらも、婦人科の治療と併用しながら通われる方が多くいます。

サクラダ治療室での鍼施術(頭部)

よくある質問

Q. 妊活を、少し休んでもいいですか?

A. はい、もちろんです。休むことは、あきらめることとは違います。心と体を整える時間は、決してムダになりません。「休む勇気」も、大切な選択です。

Q. どうしても、前向きになれません…

A. 無理に前向きにならなくて大丈夫です。つらいときに「がんばろう」と思えないのは、自然なこと。まずは、今日を過ごせた自分を、認めてあげてください。

Q. 周りの妊娠報告が、つらいです。

A. つらくて、当然です。おめでとうと言えない自分を、責めないでください。SNSを見ない、その場から少し離れる。自分を守る選択を、してかまいません。

まとめ

  • 妊活疲れは、真剣に向き合ってきた証。気合いの問題ではない
  • 呼吸・引き算・体をゆるめる・眠りで、力を抜いていける
  • 休むことは、後退ではない
  • つらさが続くときは、一人で抱えず、専門家に頼って
✍ この記事を書いた人
前田 徹弥
前田 徹弥(まえだ てつや)
サクラダライフデザイン株式会社/サクラダ治療室 代表・鍼灸師 | 臨床歴17年

鍼灸の道に入り、10年の下積みを経て独立。妊活・不妊鍼灸を専門に学び、臨床歴は17年。実は私自身も、妻とともに不妊治療を経験しました。「本当に妊娠できるのか」と何度も不安になった——だからこそ、あなたの不安に寄り添えると思っています。一人で抱え込まず、二人三脚で。あなたに合った方法を一緒に見つけ、ゴールまで伴走します。

プロフィール詳細はこちら →