夕方の靴下の跡は、体が出している「めぐっていません」のサインです。むくむからといって水を減らすと、体は逆に溜め込みます。減らすのは水ではなく、動かない時間のほうです🌸
夕方になると、靴下のゴムの跡がくっきり残る。靴がきつい。朝と夜で顔が違う。
気にはなるけれど、病気というほどでもないし、と放っておきがちなところです。ただ、むくみは体のめぐりがそのまま形になって出てくるので、見ておく価値があると思います。
むくみは、どこに溜まっているのか
体の水分は、血管の中と、細胞のまわりを行ったり来たりしています。このやりとりのバランスが崩れて、細胞のまわりに水が残ったままになるのがむくみです。
重力があるので、水は下に溜まります。だから夕方の足。寝ているあいだは水平なので、朝は顔やまぶたに出ます。朝は顔、夕方は足。これは正常な動き方なので、心配いりません。
水を減らすと、逆に溜まります
いちばん多い勘違いがここです。
体は、水が入ってこないと「足りなくなる」と判断して、今ある水を手放さなくなります。出ていく量を減らすので、結果的に溜まる。飲まないほうがむくむ、というのはこういう仕組みです。
水分はふつうに摂ってください。目安は1日1.2リットルくらいを、少しずつ。一度に大量に飲むより、こまめに入れるほうが体は受け取りやすいです。
一緒に見ていただきたいこと
冷たい飲み物ばかりになっていませんか。同じ水分でも、冷たいものは胃腸を冷やして動きを鈍らせます。常温か、温かいものに半分でも置き換えると変わってきます。
塩分とカリウムのバランス
塩分を摂ると、体はその濃度を薄めようとして水を抱え込みます。外食が続いた翌日にむくむのは、これです。
ただ、塩を抜く話ではありません。カリウムを足すほうが現実的です。カリウムは余分なナトリウムを外に出してくれます。
多いのは、ほうれん草・里芋・納豆・バナナ・アボカド。とくに里芋やかぼちゃは冬に食べやすくて、温かい汁物にそのまま入れられます。
ふくらはぎは、第二の心臓です
下に降りた水を上に戻しているのは、ふくらはぎの筋肉です。歩くたびに筋肉が血管を押して、ポンプのように押し上げています。
ということは、座りっぱなしの日はポンプが止まっているということです。デスクワークの方が夕方に足がパンパンになるのは、ここが理由です。
座ったままでできることを。かかとの上げ下げを10回。思い出したときに、1日に何度か。これだけでも夜の足の重さが変わります。
やらなくていいこと
強いマッサージ。痛いほど揉むと、かえって組織を傷めます。さするくらいで十分です。
きつい着圧をずっとつけ続ける。日中の立ち仕事で使うのはいいのですが、締めつけが強いものを一日中つけていると、その上の部分でめぐりが止まります。
生理前にむくむのは
生理前の1週間、体重が1〜2キロ増えてむくむ。これは正常な動きです。
排卵のあとに出るプロゲステロンには、水を体に留めておく働きがあります。生理が始まると抜けていきます。毎月同じ時期に、同じように出るなら心配はいりません。
記録しておくと「これはいつものやつだ」と分かって、気持ちが楽になります。
むくみと冷えは、同じところでつながっています
ここまで冷えの話を続けてきましたが、むくみも大元は同じです。
どちらも「めぐっていない」ことの表れ方が違うだけなんですね。熱が届かないのが冷え、水が戻らないのがむくみ。だから冷えが強い方はむくみも出やすいですし、片方に効くことはもう片方にも効きます。
ふくらはぎを動かす、湯船で温める、座りっぱなしを切る。全部まとめて効いてくるので、別々の対策を増やさなくて大丈夫です。
夜、足が重くて眠れない日は
ふとんに入ってから足がだるい。そういう日は、クッションや丸めたタオルを足の下に入れて、少しだけ高くして寝てみてください。
高くするのは10センチくらいで十分です。高すぎると腰がつらくなります。朝の足の軽さが違いますよ。
よくいただく質問
Q. 病院に行ったほうがいいむくみはありますか
片脚だけ急に腫れる、押すと跡が戻らない、息苦しさや動悸を伴う。こういうときは内科で診てもらってください。左右の差が出るむくみは、見ておいたほうが安心です。
Q. 朝の顔のむくみを早く取りたいです
起きたらすぐ体を起こして動くことです。横になっている時間が長いほど、顔に水が留まります。温かい飲み物を入れて、顔を洗って、少し歩く。これが一番早いです。
Q. どのくらいで変わりますか
水分の摂り方とふくらはぎを動かすのは、2週間ほどで夕方の感じが変わってきます。朝と夜で足首を触り比べて、差が縮まっているか見てください。
今日やることは、ひとつだけ
帰る前に、かかとの上げ下げを10回。今日はそれだけで大丈夫です🌸
むくみは、生活のどこかが止まっていることのお知らせです。責めるためのサインではありません。動かす時間を少し足す。それだけで体はちゃんと返事をしてくれます。
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私たちも、通う側にいました
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婦人科で進めている治療はそのまま続けていただいて、体のほうを整えるお手伝いをしています。主治医の方針を変えることはしません。まだ迷っている段階でも、話を聞くだけでかまいません。
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