冷えは血流だけの話じゃない|熱をつくるのは筋肉と、食べる量

ふたりが温かいスープの入った器を両手で持っている
先に結論から

温めても温めても戻ってしまう方は、熱を「作る側」が足りていません。熱の材料は食べる量と筋肉のふたつです。カイロも靴下も、作られた熱を逃がさないための道具でしかありません🌸

前回、冷えには手足が冷えるタイプとお腹が冷えるタイプがあって、温める場所が違うというお話をしました。

今日はその続きです。場所を合わせたのに、まだ変わらない。そういう方に読んでいただきたい回です。

熱は、どこで作られているのか

体温は、外からもらうものではありません。自分の体の中で作っています。

作っている場所は大きく3つ。筋肉、肝臓、そして食べたものを消化する過程です。このうち、自分で増やせるのは筋肉と食事の2つです。

ここが抜けたまま外から温め続けると、温めている間だけ温かくて、やめると戻ります。お風呂から上がって30分で足先が冷たくなるのは、作る側が追いついていないサインです。

食べる量が足りないと、熱は作れない

ここ、妊活中の方といちばんぶつかるところです。

「体重を落としたほうがいいと言われた」「糖質を控えている」「夜は軽くしている」。どれも悪いことではありません。ただ、体に入ってくる量が減ると、体は使う量も減らします。省エネモードに入るわけです。

このとき真っ先に削られるのが、体温と、生殖の働きです。どちらも「いま生きるのに必須ではない」と体が判断する部分だからです。生理が止まる、周期が長くなる、低温期が下がりきらない。こういう形で表に出てきます。

こういうご相談があります

「冷えを治したくて運動を始めたんですが、食事も減らしていて。前より疲れやすくなりました」。これは熱を作る材料を減らしながら、使う量だけ増やしている状態です。順番を入れ替えるだけで変わります。

減らすのではなく、何を入れるかを変える。これが妊活中の体にはずっと合っています。

筋肉は「量」より「使っているか」

筋肉を増やしましょう、と言われると身構えますよね。ジムに通う話ではありません。

熱を作るという意味では、大きい筋肉を毎日少しずつ使っているかのほうが効きます。大きい筋肉は下半身に集まっていて、太もも、お尻、ふくらはぎ。ここが1日ほとんど動いていない生活だと、熱を作る工場が止まったままになります。

デスクワークの方は、座っている時間そのものより、立ち上がる回数を見てください。1時間に1回立つだけで、脚の血流は動きます。

何を食べると熱になるのか

食べたあとに体が温まる感じ、ありますよね。あれは消化そのものが熱を生んでいるからです。そして栄養素によって、生まれる熱の量が違います。

いちばん熱になりやすいのがたんぱく質です。肉、魚、卵、大豆製品。同じ量を食べても、たんぱく質が入っている食事のほうが、食後に体が温まります。

サラダとパンだけの昼食にして、午後ずっと手先が冷たい。そういう日はありませんか。中身の問題です。毎食、手のひらにのるくらいのたんぱく質。これを目安にしてみてください。

それと、温かい汁物。汁物は水分と塩分とたんぱく質を一度に入れられて、しかも胃腸に負担が少ない。冬の妊活では、これがいちばん費用対効果の高い一品だと思っています。

座りっぱなしの日の、3つの動き

一日中デスクにいる日でもできることを3つだけ。

かかとの上げ下げ。座ったままで大丈夫です。ふくらはぎは血を上に押し戻すポンプなので、ここが止まると下半身に血がたまります。10回を思い出したときに。

1時間に1回、立つ。トイレでも、飲み物を取りに行くのでもかまいません。立ち上がる動作そのものが、お尻と太ももを使います。

帰り道でひと駅歩く。毎日でなくて大丈夫です。週に2回でも、脚を使う時間が増えれば熱を作る側は変わってきます。

作る側・逃がさない側

作る側(ここが本体)逃がさない側(道具)
朝ごはんを抜かない首・足首・腰を覆う
汁物を一品足すカイロは腰のライン
たんぱく質を毎食に入れる湯船に浸かる
1時間に1回立つ締めつけないものを選ぶ

左が抜けたまま右だけ増やしても、戻ります。右は左を助ける道具です。

朝の体温が上がらない方へ

基礎体温の低温期が36.0を切る日が続いている。そういう方は、まず朝ごはんからです。

寝ている間、体は何も入ってこない状態が続いています。そこに何も入れないまま動き出すと、体は省エネのまま午前中を過ごします。食べることそのものが、熱のスイッチです。

固形が入らない朝は、温かい汁物や豆乳だけでもかまいません。入れるという行為に意味があります。

よくいただく質問

Q. 体重を落とすように言われています。どうすれば

量を減らすのではなく、中身を入れ替えるほうに寄せてください。同じカロリーでも、たんぱく質と汁物が入っているかどうかで体の反応は変わります。進め方は通っている先と相談して決めてくださいね。

Q. 運動はどれくらいやればいいですか

汗だくになるまでやる必要はありません。汗が引くときに体は一気に冷えます。歩く時間を少し足す、階段を使う。それくらいが続きますし、熱を作るという目的にも合っています。

Q. どのくらいで体温に出てきますか

基礎体温は2周期ほど見ないと傾向が分かりません。そして卵は育ち始めてから排卵までに120日から180日かかります。今やっていることが卵に届くのは、もっと先です。

今日やることは、ひとつだけ

明日の朝、何か温かいものを体に入れてから出かける。今日はそれだけ決めてください🌸

温める道具は、もう十分お持ちだと思います。足りていないのは作る側です。そして作る側は、毎日の食事と、少しの動きでしか増えません。地味ですが、ここが本体です。一緒にやっていきましょう。

東十条院はこちら → 妊活・不妊鍼灸サクラダ治療室 東十条院(東京都北区)
大宮院はこちら → 妊活・不妊鍼灸サクラダ治療室 大宮院(埼玉県さいたま市)

聞ける場所を作りました

診察室で数字を渡されて、それが何を意味するのか分からないまま帰ってくる。家で検索して、よけい不安になる。それを何周期も繰り返している方が、本当に多いです。妊活って人に言いづらいので、よけいにひとりで抱えてしまうんですよね。

私も同じでした。妻と不妊治療をしていたとき、分からないことを聞ける場所が、どこにもなかったんです。
だから作りました。毎月ひらいている無料のオンライン講座です。Zoomの少人数で、顔出しはしなくて大丈夫。お名前とメールだけで申し込めます。通院の勧誘もしません。聞いて帰るだけで大丈夫ですよ🌸

妊活オンライン講座|体質タイプ別 妊活の進め方・参加費無料・Zoom・少人数|サクラダ治療室

次回の日程と内容はこちらのページにまとめています。

私たちも、通う側にいました

代表の前田は、妻と一緒に不妊治療を受けてきました。タイミング法から人工授精まで進んで、検査で自分の側にも原因が見つかったときのことも、判定を待つあいだの落ち着かない時間も、通う側として知っています。なので、寄り添って、二人三脚で進んでいきたいと思っています。

婦人科で進めている治療はそのまま続けていただいて、体のほうを整えるお手伝いをしています。主治医の方針を変えることはしません。まだ迷っている段階でも、話を聞くだけでかまいません。

サクラダ治療室は、東京都北区の東十条院(JR東十条駅から徒歩4分)と、埼玉県さいたま市の大宮院(大宮駅から徒歩5分)の2院です。どちらも院長は女性で、スタッフも全員女性です。通いやすいほうをお選びください。

サクラダ治療室 東十条院のスタッフ|東京都北区・JR東十条駅から徒歩4分・院長もスタッフも女性の妊活鍼灸院
東京都・東十条院
サクラダ治療室 大宮院のスタッフ|埼玉県さいたま市大宮区・大宮駅から徒歩5分・院長もスタッフも女性の妊活鍼灸院
埼玉県・大宮院

まだ決めきれないときは、LINEで

予約するかどうか決めきれない、他の院とも比べている、そういう段階でかまいません。お名前もメールアドレスも要りません。聞いてみたいことがあれば、一言だけでもどうぞ。

何から手をつけるとよいか、先に知りたい方へ

18の質問に答えると、いまどこから整えるとよいかが出てきます。3分ほどで終わって、登録も要りません。結果に出てくる言葉をLINEに送っていただくと、その傾向に合わせた続きをお返しします。

✍ この記事を書いた人
前田 徹弥
前田 徹弥(まえだ てつや)
サクラダライフデザイン株式会社/サクラダ治療室 代表・鍼灸師 | 臨床歴17年

鍼灸の道に入り、10年の下積みを経て独立。妊活・不妊鍼灸を専門に学び、臨床歴は17年。実は私自身も、妻とともに不妊治療を経験しました。「本当に妊娠できるのか」と、何度も不安になりました。その経験があるから、あなたの不安に寄り添えると思っています。一人で抱え込まず、二人三脚で。あなたに合った方法を一緒に見つけ、ゴールまで伴走します。

東京・北区の東十条院と、埼玉・さいたま市の大宮院でお待ちしています。

プロフィール詳細はこちら →

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