
こんにちは🌸サクラダ治療室の前田です。
「私ばっかりが頑張ってる気がして」。これ、本当によく聞きます。そして、そう言ったあとにほぼ全員が「こんなこと言うのもどうかと思うんですけど」と付け足されます。
言っていいです。むしろ、言えないままでいるほうがしんどくなります。今日はその話を書きます。
・温度差があるのは、情報量と「自分ごと」になる時期が違うからです。愛情の差ではありません
・通院・検査・薬・記録。手間のほとんどが女性側に乗っている構造があります
・責める形で伝えると、相手は防御に入ります。伝え方で結果が変わります
・全部を共有しようとしなくて大丈夫です。1つだけ任せるのが現実的です
・それでも動かないときは、病院に一緒に行く日を1回だけ作ってください
なぜ温度差が生まれるのか
これは性格の問題ではなくて、置かれている状況の違いです。
① 情報量がまるで違います
妊活を始めると、女性は毎日のように調べます。基礎体温、排卵日、検査の数値、次の周期の予定。頭の中が妊活でいっぱいになります。
一方で男性は、そもそも調べる機会がありません。知らないから言葉が出てこない。黙っているのは興味がないからではなく、何を言えばいいか分からないからということが、実際にはとても多いです。
② 体に起きていることが違います
注射を打つ、薬を飲む、内診を受ける、仕事を抜けて通院する。体の負担と時間の負担が、ほぼ女性側に乗っています。
同じ「妊活中」でも、生活の中で占める面積がまるで違います。相手は意識していません。見えていないからです。
③ 「自分ごと」になる時期がずれます
男性が自分ごととして受け止めるのは、たいてい検査で何か指摘されたときです。それまでは、どこかで「そのうちできるだろう」と思っています。
私自身がそうでした。妻が通院を始めてしばらくして、自分の検査で精子の運動率を指摘されて、そこで初めて自分の問題として受け止めました。遅いのですが、男性はそういう順番になりやすいです。
伝え方で、返ってくるものが変わります
ここは技術の話です。同じことを伝えるのでも、言い方で相手の反応が変わります。
| 伝わりにくい言い方 | 届きやすい言い方 |
|---|---|
| 「なんで何もしてくれないの」 | 「次の通院、一緒に来てほしい」 |
| 「私ばっかり大変」 | 「これだけお願いしてもいい?」 |
| 「もっと真剣に考えてほしい」 | 「いまこういう段階にいるって、知っておいてほしい」 |
| 「調べてくれたことある?」 | 「このページだけ読んでみてくれない?」 |
左の言い方だと、相手は責められていると受け取って防御に入ります。「俺だってちゃんと考えてる」と返ってきて、話が終わります。
右は具体的なお願いです。人は、漠然とした要求には動けませんが、やることが1つ決まっていれば動けます。
よくあるすれ違い
「察してほしい」と「言ってくれれば分かる」がぶつかるところです。どちらも間違っていません。ただ、先に言葉にしたほうが、早く進みます。不公平に感じますが、現実的にはそうです。
全部を共有しようとしなくて大丈夫です
「同じ熱量になってほしい」と思うと、たいてい苦しくなります。相手には相手の感じ方のペースがあります。
かわりに、役割を1つだけ渡してください。
- 通院の送り迎え(車でも駅まででも)
- 次の予約を取る
- サプリや薬の補充を管理する
- 病院からの説明を一緒に聞く
- 食事を1食だけ作る日を決める
これだけで、相手の中で妊活が「自分の予定に入っているもの」になります。関わる量が増えると、関心は後からついてきます。順番が逆なんです。
男性側の検査について
ここは切り出しにくいところだと思います。
ただ、事実として不妊の原因は男女どちらにもあります。女性だけが何周期も検査と治療を続けて、あとから男性側に原因が見つかる、ということが実際にあります。早く調べるほど、回り道が減ります。
切り出し方としては、「あなたに問題があるかも」ではなく「ふたりのことだから、両方調べておきたい」が伝わりやすいです。検査そのものは精液検査の見方に、数値の意味まで書いています。
男性側でできることは男性妊活と亜鉛にもまとめました。「何をすればいいか分からない」が動かない理由になっているなら、ここを渡すだけで変わることがあります。
それでも動かないときは
話しても伝わらない。何度言っても変わらない。そういうときは、言葉を増やすより、場を変えてください。
病院に一緒に行く日を、1回だけ作る。これがいちばん効きます。医師から説明を受けると、受け取り方が変わる方が多いです。私からいくら言われるより、先生の言葉のほうが届きます。それでいいんです。
「次の説明の日だけ、一緒に来てほしい」。これなら、ハードルも低いと思います。
そして、あなた自身のこと
温度差で苦しいとき、たいてい自分を後回しにしています。
相手を変えようとするのは、消耗します。変わるかどうかは相手次第だからです。それよりも、あなたが抱えているものを、どこかで降ろしてください。
ひとりで全部背負っている状態は、長く続きません。妊活疲れを感じたらも、よければ読んでみてください。
私たちも、通う側にいました。妻と不妊治療をしていたとき、分からないことを聞ける相手がどこにもいませんでした。話す相手がいるかどうかで、ずいぶん違います。
まとめ🌸
- 温度差は情報量と「自分ごと」になる時期の差。愛情の差ではありません
- 男性が自分ごとになるのは、たいてい検査で指摘を受けたとき
- 責める形より具体的なお願いのほうが動きます
- 全部共有しなくていい。役割を1つ渡す。関心は後からついてきます
- 検査は「ふたりのことだから両方調べたい」という切り出しで
- 動かないときは病院に一緒に行く日を1回。医師の言葉のほうが届きます
- 相手を変えるより、自分が抱えているものを降ろすほうを先に
ふたりで同じ歩幅になれなくても、同じ方向を向けていればいいと思います。歩幅はあとから揃います🌸
東十条院はこちら → 妊活・不妊鍼灸サクラダ治療室 東十条院(東京都北区)
大宮院はこちら → 妊活・不妊鍼灸サクラダ治療室 大宮院(埼玉県さいたま市)
聞ける場所を作りました
診察室で数字を渡されて、それが何を意味するのか分からないまま帰ってくる。家で検索して、よけい不安になる。それを何周期も繰り返している方が、本当に多いです。妊活って人に言いづらいので、よけいにひとりで抱えてしまうんですよね。
私も同じでした。妻と不妊治療をしていたとき、分からないことを聞ける場所が、どこにもなかったんです。
だから作りました。毎月ひらいている無料のオンライン講座です。Zoomの少人数で、顔出しはしなくて大丈夫。お名前とメールだけで申し込めます。通院の勧誘もしません。聞いて帰るだけで大丈夫ですよ🌸

次回の日程と内容はこちらのページにまとめています。
私たちも、通う側にいました
代表の前田は、妻と一緒に不妊治療を受けてきました。タイミング法から人工授精まで進んで、検査で自分の側にも原因が見つかったときのことも、判定を待つあいだの落ち着かない時間も、通う側として知っています。なので、寄り添って、二人三脚で進んでいきたいと思っています。
婦人科で進めている治療はそのまま続けていただいて、体のほうを整えるお手伝いをしています。主治医の方針を変えることはしません。まだ迷っている段階でも、話を聞くだけでかまいません。
サクラダ治療室は、東京都北区の東十条院(JR東十条駅から徒歩4分)と、埼玉県さいたま市の大宮院(大宮駅から徒歩5分)の2院です。どちらも院長は女性で、スタッフも全員女性です。通いやすいほうをお選びください。
まだ決めきれないときは、LINEで
予約するかどうか決めきれない、他の院とも比べている、そういう段階でかまいません。お名前もメールアドレスも要りません。聞いてみたいことがあれば、一言だけでもどうぞ。
何から手をつけるとよいか、先に知りたい方へ
18の質問に答えると、いまどこから整えるとよいかが出てきます。3分ほどで終わって、登録も要りません。結果に出てくる言葉をLINEに送っていただくと、その傾向に合わせた続きをお返しします。













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