高温期は何日あれば十分?1日目から14日目まで、体の中で起きていることを解説

高温期は何日あればいい?1日目から14日目まで

こんにちは🌸サクラダ治療室の前田です。

排卵が終わって、基礎体温が上がった。ここから生理が来るまでの2週間が、妊活をしているなかでいちばん落ち着かない時間だと思います。「高温期5日目、いま体の中はどうなってるんだろう」「8日目で胸が張ってきた、これってどうなんだろう」。気づいたら毎日のように調べている。当院に来られる方からも、本当によく聞きます。

先に結論から

・高温期は基本14日。人によって長さが大きく変わるものではありません
・見るところは「何日あるか」よりも、その14日を保てているか
・周期が25日の方も35日の方も高温期は14日。日数の差は低温期(排卵までの日数)で生まれています
・症状からは妊娠の有無を見分けられません。14日目を過ぎても下がらないかを見てください

この記事では、排卵の翌日から生理が来るまでの14日間、体の中で何が起きているのかを順番に並べました。今日が何日目でも、自分がどのあたりにいるのか分かるように書いています。

高温期は何日あればいいのか

結論から言うと、12日から14日です。

ここで多いのが「私は周期が長いから、高温期も長いはず」という受け取り方なんですが、ここはつながっていません。生理周期の長い短いを決めているのは、生理が始まってから排卵するまでの期間、つまり低温期のほうです。

周期が32日の方でも、高温期は14日。残りの18日が低温期ということになります。周期が26日なら、低温期が12日で高温期が14日。高温期の長さは、周期が変わってもそれほど動きません。

だから「高温期が10日で終わってしまう」というのは、周期の長さとは別に見ていく話になります。日数が足りないときの考え方は高温期が短い・ガタガタするのは問題?にまとめてあるので、そちらをどうぞ。

なぜ体温が上がるのか

排卵すると、卵子を送り出したあとの卵胞が黄体というものに変わります。この黄体が出すのがプロゲステロン(黄体ホルモン)です。

プロゲステロンには体温を上げる働きがあります。だから排卵を境に、基礎体温がひとつ上の段に乗る。高温期というのは、プロゲステロンが出ている期間そのものだと思ってください。

そしてプロゲステロンの本当の仕事は、子宮内膜を受精卵が入れる状態に整えることです。体温が上がるのは、その副産物として表に出てきているサインなんですね。基礎体温をつける意味は、ここにあります。中で何が起きているかを、体温という形で外から見ている。

1日目から14日目まで、体の中で起きていること

ここからが本題です。排卵の翌日を1日目として並べていきます。

高温期1〜2日目|黄体ができはじめる

排卵が終わったばかりの時期です。卵胞が黄体に変わっていく途中で、プロゲステロンの分泌もまだ立ち上がりの段階。

この2日は、体温がきれいに上がりきらないことがあります。排卵日に一度ガクッと下がって、そこからじわじわ上がっていく方も多いです。「上がったのか上がっていないのか分からない」と感じるのはこのあたり。3日目くらいまで見てから判断して大丈夫です。

高温期3〜4日目|子宮内膜が切り替わる

プロゲステロンの分泌が増えてきます。体温も安定して高い側に乗ってくるころです。

子宮内膜はここで分泌期というモードに入ります。内膜の中にある腺が、糖やたんぱく質を含んだ分泌物を出しはじめる。受精卵が来たときに、すぐ栄養を渡せる状態を作っているんですね。「ふかふかの内膜」と言われるのは、厚みだけの話ではなくて、この中身のことも含んでいます。

高温期5〜6日目|受精卵が子宮にたどり着くころ

受精が成立していた場合、受精卵は卵管の中で細胞分裂をくり返しながら子宮に向かって移動しています。そして受精から5〜6日かけて胚盤胞という段階まで育ちます。

ちょうどこのあたりで、子宮にたどり着く。体外受精で「胚盤胞を移植する」と言うのは、自然妊娠でこの日数をかけて育つ段階まで、体の外で育ててから戻すということです。入口が自然か移植かの違いで、胚盤胞になった時点から着床が始まるのは同じです。

体のほうは、まだ何も変わりません。この時期に何か感じたとしても、それはプロゲステロンが出ていることによる変化です。

高温期7日目前後|着床が始まる

着床が始まるのはこのあたりです。

排卵が周期の14日目だった方なら、周期21日目くらい。胚盤胞が子宮内膜の表面にくっついて、そこから内側に潜り込んでいきます。

潜り込みには2〜3日かかります。つまり着床は、数日かけて進んでいく過程なんです。「着床した日」をピンポイントで特定するのが難しいのは、そもそもそういう仕組みだからですね。

高温期8〜9日目|着床が進んでいく

潜り込みが進んでいく時期です。

ここで検索されることがいちばん多いのが「高温期8日目 症状」なんですが、この時期の体の感じ方で妊娠しているかどうかを見分けることはできません。胸が張る、眠い、だるい、下腹部がチクチクする。これらは全部プロゲステロンが出ていれば起きることで、妊娠していてもしていなくても同じように出ます。

だから症状を並べて比べるよりも、体温が高い側を保てているかを見ていくほうが、ずっと確かです。

高温期10〜11日目|hCGが出はじめる

着床が成立していれば、hCGというホルモンが出はじめます。妊娠検査薬が反応するのはこのhCGです。

ただ、出はじめの量はごくわずかです。検査薬で安定して判定できるようになるのは、生理予定日を過ぎてから。このあたりでフライング検査をして薄い線が出た出ないで気持ちが揺れるのは、妊活をしていれば誰にでもあることだと思います。

判定日までの過ごし方は判定日まで、どう過ごせばいいの?に書いています。

高温期12〜14日目|どちらかに分かれる

ここで道が分かれます。

妊娠が成立していなければ、黄体の役目が終わります。プロゲステロンが減って、体温が下がり、子宮内膜がはがれて生理が来ます。体温が下がった日か、その翌日に生理が始まる方が多いです。

妊娠が成立していれば、hCGが黄体に「まだ働いて」と信号を送り続けます。だから黄体が縮まず、プロゲステロンが出続ける。体温が高いまま15日目、16日目と続いていきます。14日目を過ぎても下がらないときが、検査薬を使うタイミングです。

「高温期◯日目の症状」を調べてしまうときに

毎日のように調べてしまう。これは当院に来られる方のほとんどが通る道です。

先ほども書いたとおり、症状からは見分けがつきません。プロゲステロンは妊娠の有無に関係なく出ているので、同じ体の変化が起きます。だから「◯日目にこういう症状があった人は妊娠していた」という情報を集めても、自分の答えにはつながっていかないんですね。

代わりに見てほしいのは、この2つだけです。

① 体温が高い側を保てているか
数字の細かい上下ではなく、段として上の側にいるかどうかを見ます。1日だけ下がるのは測定条件でもよく起きることなので、翌日に戻っていれば気にしなくて大丈夫です。

② 14日目を過ぎても下がらないか
これがいちばん確かなサインです。15日、16日と高温期が続いているなら、検査薬を使うタイミングです。

基礎体温がそもそもガタガタで読みづらい、という方は基礎体温がガタガタ・二相にならないのはなぜ?もあわせてどうぞ。

高温期を14日保つために、体の側でできること

プロゲステロンは黄体から出ます。その黄体をしっかり働かせるために、体の側で整えられることがあります。

睡眠を削らない。ホルモンを作る作業は、寝ているあいだに進みます。夜更かしが続いている時期と、高温期が短くなる時期が重なる方は少なくありません。

体を冷やさない。血液が届かないところでは、ホルモンも材料も運ばれません。締めつけるものは避けて、湯船に入る、温かい飲み物を選ぶ、ゆったりした重ね着をする。やさしく温めるのが基本です。

血糖を乱高下させない。空腹のまま甘いものを一気に入れると、血糖が跳ね上がってから落ちます。この落ちるときに体はストレス反応を起こすので、ホルモンを作る側にしわ寄せがいきます。

材料を切らさない。ホルモンはコレステロールやたんぱく質から作られます。食べる量を極端に減らしている時期は、作る材料そのものが足りていないことがあります。

当院では、自律神経 → 炎症 → ホルモン合成(材料)という順番で体を整えていきます。手前が詰まっていると、奥まで手が回らないからです。

婦人科に相談する目安

日数を2〜3周期ぶん並べてみて、こういうときは相談してみてください。

  • 10〜11日の周期が続く … 次の受診のときに伝えておきたいところです
  • 9日以下の周期が続く … 血液検査で確認できることがあります
  • 高温期がはっきりしない月が続く … 排卵そのものを確認してもらってください

1周期だけで決めないでください。体調でも測り方でも動くので、2〜3周期を並べて見るほうが実態に近づきます。

まとめ🌸

  • 高温期は基本14日。人によって長さが大きく変わるものではありません
  • 周期の長短を決めているのは低温期のほう。周期が長くても高温期は14日です
  • 7日目前後に着床が始まり、潜り込みに2〜3日かかります
  • 症状からは妊娠の有無を見分けられません。14日目を過ぎても下がらないかを見てください
  • 10日以下の周期が続くなら、2〜3周期ぶんを持って婦人科へ

高温期の2週間は、何もできることがないように感じる時間だと思います。でも体の中では、毎日ちゃんと段階が進んでいます。それが分かっているだけでも、待ち方は少し変わるんじゃないでしょうか🌸

東十条院はこちら → 妊活・不妊鍼灸サクラダ治療室 東十条院(東京都北区)
大宮院はこちら → 妊活・不妊鍼灸サクラダ治療室 大宮院(埼玉県さいたま市)

聞ける場所を作りました

診察室で数字を渡されて、それが何を意味するのか分からないまま帰ってくる。家で検索して、よけい不安になる。それを何周期も繰り返している方が、本当に多いです。妊活って人に言いづらいので、よけいにひとりで抱えてしまうんですよね。

私も同じでした。妻と不妊治療をしていたとき、分からないことを聞ける場所が、どこにもなかったんです。
だから作りました。毎月ひらいている無料のオンライン講座です。Zoomの少人数で、顔出しはしなくて大丈夫。お名前とメールだけで申し込めます。通院の勧誘もしません。聞いて帰るだけで大丈夫ですよ🌸

妊活オンライン講座|体質タイプ別 妊活の進め方・参加費無料・Zoom・少人数|サクラダ治療室

次回の日程と内容はこちらのページにまとめています。

私たちも、通う側にいました

代表の前田は、妻と一緒に不妊治療を受けてきました。タイミング法から人工授精まで進んで、検査で自分の側にも原因が見つかったときのことも、判定を待つあいだの落ち着かない時間も、通う側として知っています。なので、寄り添って、二人三脚で進んでいきたいと思っています。

婦人科で進めている治療はそのまま続けていただいて、体のほうを整えるお手伝いをしています。主治医の方針を変えることはしません。まだ迷っている段階でも、話を聞くだけでかまいません。

サクラダ治療室は、東京都北区の東十条院(JR東十条駅から徒歩4分)と、埼玉県さいたま市の大宮院(大宮駅から徒歩5分)の2院です。どちらも院長は女性で、スタッフも全員女性です。通いやすいほうをお選びください。

サクラダ治療室 東十条院のスタッフ|東京都北区・JR東十条駅から徒歩4分・院長もスタッフも女性の妊活鍼灸院
東京都・東十条院
サクラダ治療室 大宮院のスタッフ|埼玉県さいたま市大宮区・大宮駅から徒歩5分・院長もスタッフも女性の妊活鍼灸院
埼玉県・大宮院

まだ決めきれないときは、LINEで

予約するかどうか決めきれない、他の院とも比べている、そういう段階でかまいません。お名前もメールアドレスも要りません。聞いてみたいことがあれば、一言だけでもどうぞ。

何から手をつけるとよいか、先に知りたい方へ

18の質問に答えると、いまどこから整えるとよいかが出てきます。3分ほどで終わって、登録も要りません。結果に出てくる言葉をLINEに送っていただくと、その傾向に合わせた続きをお返しします。

✍ この記事を書いた人
前田 徹弥
前田 徹弥(まえだ てつや)
サクラダライフデザイン株式会社/サクラダ治療室 代表・鍼灸師 | 臨床歴17年

鍼灸の道に入り、10年の下積みを経て独立。妊活・不妊鍼灸を専門に学び、臨床歴は17年。実は私自身も、妻とともに不妊治療を経験しました。「本当に妊娠できるのか」と、何度も不安になりました。その経験があるから、あなたの不安に寄り添えると思っています。一人で抱え込まず、二人三脚で。あなたに合った方法を一緒に見つけ、ゴールまで伴走します。

東京・北区の東十条院と、埼玉・さいたま市の大宮院でお待ちしています。

プロフィール詳細はこちら →

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です