
こんにちは🌸サクラダ治療室の前田です。
「温めるのがいいって聞いたので、サウナに通ってます」。そう言われることが、冬が近づくとぐっと増えます。そして次に「でも、よくないとも聞いて…」と続きます。
どちらの話も出回っていて、結局どうすればいいのか分からないですよね。この記事では何を基準に考えればいいのかをはっきりさせます。
・温めること自体は悪くありません。問題はどれくらい汗をかくかです
・大量に汗をかくと血液が濃くなります。巡りを良くしたくて行って、逆方向に行くのがいちばんもったいない
・基準は水分が戻せているか。終わったあとに頭が重い、だるいなら足りていません
・妊娠の可能性がある時期(高温期の後半)は、長時間の高温環境を避けるのが無難です
・いちばん確実に温まるのは、40度くらいのお風呂に10〜15分です
「温める」と「汗をかく」は別の話です
ここが混ざっているので、話がややこしくなります。
妊活で「温めましょう」と言われるのは、血のめぐりを良くしたいからです。手足の先まで血が届いている状態を作りたい。
一方、サウナや岩盤浴でたくさん汗をかくと、体の水分が減ります。水分が減ると、血液は濃くなって流れにくくなります。
つまり、巡りを良くしたくて行ったのに、終わったあとは逆の状態になっていることがあるんです。これがいちばんもったいないパターンです。
体から出ていく水分と、入れる水分。ここが釣り合っていれば、サウナも岩盤浴も問題ありません。温まることが悪いのではなく、水分収支の話です。
判断の基準は、終わったあとの体
その日のうちに分かります。
| 終わったあとの状態 | どう見るか |
|---|---|
| すっきりして、よく眠れた | ちょうどいい量です |
| 頭が重い、ぼーっとする | 水分が足りていません。次回は量を増やす |
| だるさが翌日まで残る | 長すぎます。時間を短く |
| のどが渇いてたまらない | すでに脱水ぎみ。入る前から飲んでおく |
のどが渇いたと感じた時点で、すでに水分は足りていません。入る前・途中・終わったあとの3回に分けて飲んでください。
1日に必要な飲み水は約1.2Lです(厚生労働省)。汗をかいた日は、それに上乗せして考えます。運動の記事にも水分のことを書きました。
周期のどこかで、変えたほうがいいか
基本は変えなくて大丈夫です。ただ1か所だけ、気をつけておきたい時期があります。
低温期(生理〜排卵前)
いちばん自由にしていい時期です。温まりたいなら、ここで。
高温期の後半・移植後
ここは長時間の高温環境を避けておくほうが無難です。妊娠の可能性がある時期に、体温が高い状態を長く続けることは積極的にはすすめられていません。
「絶対にダメ」という話ではありません。ただわざわざこの時期に選ばなくてもいい、というくらいの温度感です。心配しながら入るくらいなら、低温期に回したほうが気持ちも楽です。
移植後の過ごし方については判定日までの過ごし方もどうぞ。
男性は、もう少し気をつけてください
ここは女性より明確です。
精子が作られる場所は、体温より低い温度で働くようにできています。精巣が体の外側にぶら下がっているのは、そのためです。
長時間のサウナ、熱いお風呂に長く入る、膝の上でノートパソコンを使う、締めつけの強い下着。こうしたものが重なると、環境としては不利な方向に傾きます。
毎日のことでなければ、神経質になる必要はありません。ただ、検査で指摘を受けている時期なら、サウナは控えめにしておくのが無難です。
男性側でできることは精液検査の見方と男性妊活と亜鉛にまとめています。
いちばん確実なのは、お風呂です
サウナや岩盤浴より、毎日のお風呂のほうが積み上がります。
| 目安 | |
|---|---|
| 温度 | 40度くらい。熱すぎると長く入れません |
| 時間 | 10〜15分。額がじんわりするくらい |
| タイミング | 寝る1〜2時間前。上がった体温が下がるときに眠くなります |
| 深さ | 肩まででも、半身でもどちらでも |
熱いお湯に短く入ると、表面だけ温まって芯は冷えたままなんです。ぬるめに、長めに。これが体の奥まで届く入り方です。
そして、お風呂は睡眠にも効きます。上がったあとに体温が下がっていくタイミングで眠気が来るので、寝る1〜2時間前がちょうどいいです。睡眠と妊活の関係もあわせてどうぞ。
温泉・銭湯はどうか
ふつうに楽しんで大丈夫です。気をつけるのは長湯と、水分。それだけです。
旅行先で何度も入る日は、意識して水を飲んでください。お酒は水分になりません。むしろ出ていく量が増えます。
冬に向けて、もっと効くこと
サウナに行くかどうかより、日常で冷やさないことのほうが効くと思います。
- 締めつけないで温める。腹巻のように圧迫するものより、ゆったりした重ね着
- 足首を冷やさない。レッグウォーマーや靴下
- 温かい飲み物を選ぶ。冷たい飲み物を習慣にしない
- 座りっぱなしをやめる。1時間に1回立つ。血流は動かないと滞ります
冷えについては妊活中の「冷え」は不妊の原因になる?にくわしく書いています。
まとめ🌸
- 温めること自体は問題なし。見るのは汗の量と水分
- 判断は終わったあとの体。頭が重い・だるいなら水分不足
- 高温期の後半と移植後は、長時間の高温環境を避けておくのが無難
- 男性はもう少し慎重に。精子が作られる場所は体温より低い温度で働きます
- いちばん確実なのは40度・10〜15分のお風呂。寝る1〜2時間前
- サウナより、日常で冷やさないことのほうが積み上がります
温めることは、続けてこそ意味があります。月に1回のサウナより、毎晩のお風呂です。体が変わるには時間がかかるので、無理なく続く形を選んでください🌸
この記事で使った数値の出典
- 健康のため水を飲もう/厚生労働省
東十条院はこちら → 妊活・不妊鍼灸サクラダ治療室 東十条院(東京都北区)
大宮院はこちら → 妊活・不妊鍼灸サクラダ治療室 大宮院(埼玉県さいたま市)
聞ける場所を作りました
診察室で数字を渡されて、それが何を意味するのか分からないまま帰ってくる。家で検索して、よけい不安になる。それを何周期も繰り返している方が、本当に多いです。妊活って人に言いづらいので、よけいにひとりで抱えてしまうんですよね。
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次回の日程と内容はこちらのページにまとめています。
私たちも、通う側にいました
代表の前田は、妻と一緒に不妊治療を受けてきました。タイミング法から人工授精まで進んで、検査で自分の側にも原因が見つかったときのことも、判定を待つあいだの落ち着かない時間も、通う側として知っています。なので、寄り添って、二人三脚で進んでいきたいと思っています。
婦人科で進めている治療はそのまま続けていただいて、体のほうを整えるお手伝いをしています。主治医の方針を変えることはしません。まだ迷っている段階でも、話を聞くだけでかまいません。
サクラダ治療室は、東京都北区の東十条院(JR東十条駅から徒歩4分)と、埼玉県さいたま市の大宮院(大宮駅から徒歩5分)の2院です。どちらも院長は女性で、スタッフも全員女性です。通いやすいほうをお選びください。
まだ決めきれないときは、LINEで
予約するかどうか決めきれない、他の院とも比べている、そういう段階でかまいません。お名前もメールアドレスも要りません。聞いてみたいことがあれば、一言だけでもどうぞ。
何から手をつけるとよいか、先に知りたい方へ
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