判定日までの過ごし方|フライング検査との付き合い方と、待つ時間の心のケア

胚移植が終わって、判定日まで。この待つ時間が、妊活の中でいちばんしんどい、という方は本当に多いです。「着床してるかな」「フライング検査、しようかな」。頭の中がそのことでいっぱいになって、落ち着かない毎日ですよね。

その気持ち、痛いほど分かります。結果を早く知りたいのに、待つしかない。この時間を少しでもラクに過ごすための、心の持ち方とフライング検査との付き合い方を、正直にお話しします。

先に、結論から。
・フライング検査は、早すぎると正しく出ず、かえって心を振り回されがち。無理におすすめはしません
・症状があってもなくても、結果とは直接結びつきません。深読みしないで
・出血が多い・強い腹痛はすぐ主治医へ。それ以外は「自分にやさしく」待ちましょう

判定日とは?

判定日は、移植した胚が着床したかどうかを、血液や尿の検査(hCGというホルモン)で確かめる日です。移植から10日前後で設定されることが多いですが、日数はクリニックや移植した胚によって違います。まずは、主治医が決めた判定日を大切にしてください。

この2週間が、なぜこんなにしんどいのか

「結果が自分ではどうにもできないのに、待つしかない」。この状態が、いちばん心をすり減らします。しかも、体のちょっとした変化が気になって、一日に何度も「着床 症状」と検索してしまう。がんばってきた人ほど、この時間はつらいものです。

でも、まず知ってほしいことがあります。今のあなたにできることは、もう十分やっているということ。ここから先は、体を信じて、心を守る時間です。

フライング検査、する?しない?

判定日より前に妊娠検査薬を使う「フライング検査」。気持ちは、すごく分かります。でも、正直なところを書きますね。

  • 早すぎると、正しく出ない:hCGがまだ十分でない時期は、陽性でも薄い・陰性に出ることがある
  • 結果に振り回されやすい:薄い線に一喜一憂して、かえってつらくなる
  • 移植時のお薬の影響で、正しく判定できないこともある

だから、無理におすすめはしません。つらくなるくらいなら、判定日まで待つのがいちばんです。どうしても気になるときは、「結果がどうであれ、最終的な判断は判定日の検査」と心に決めておいてください。

症状で、一喜一憂しないで

胸の張り、下腹部の違和感、眠気、少量の出血。この時期の症状は、着床とも、お薬の影響とも、生理前とも見分けがつきません。「症状がある=妊娠」でも「ない=ダメ」でもないのです。体のサインを深読みして落ち込む必要はありません。移植後の体の過ごし方は、こちらの記事にまとめています。

サクラダ治療室でのやさしい施術(頭を支える)

待つ時間を、少しラクにする過ごし方

この2週間を乗り切るための、心の過ごし方のヒントです。

① 予定を、ほどよく入れる

家にこもって結果ばかり考えると、時間が長く感じます。無理のない範囲で、仕事や好きなことの予定を入れて、気を紛らわせるのも一つの手です。

② 情報・SNSから、少し離れる

「着床 症状」の検索や、他の人の妊娠報告がつらいなら、見ない時期にしていいんです。ミュートも通知オフも、自分を守る手段です。

③ 体を、温めて眠る

不安で眠りが浅くなりがちな時期。体を冷やさず、ぬるめのお風呂で温めて、しっかり眠ることが、心の安定にもつながります(冷え対策睡眠)。

④ 一人で、抱えない

パートナーや、信頼できる人に、今の気持ちを話してみてください。言葉にするだけで、少し軽くなります。

判定日に向けて、心の準備を

結果がどちらであっても、あなたがここまでがんばってきたことは、何も変わりません。もし望む結果でなかったとしても、それはあなたのせいではありません。つらいときは、一人で抱えず、主治医やカウンセリング、私たちのような場所を頼ってください。

やりがちだけど、避けたいこと

不安な時期ほど、次のような行動に走りがちです。でも、かえって自分を追い込んでしまうので、気をつけてください。

  • 一日に何度も検査薬を使う(薄い線に振り回されてしまう)
  • 「着床 症状」を、何時間も検索し続ける
  • ずっと寝て、動かないでいる(過度な安静は必要ありません)
  • 結果を先取りして、必要以上に落ち込む

どれも「少し離れる」だけで、心がラクになります。

パートナーと、どう過ごす?

この2週間は、二人にとっても落ち着かない時間です。温度差でギクシャクすることもあります。少しの工夫で、支え合えます。

  • 判定日まで「結果の話をしすぎない」時間をつくる
  • お互いのそわそわを、責めずに受け止める
  • 気晴らしに、二人で出かけてみる
  • 「どんな結果でも、一緒に次を考えよう」と、先に話しておく

一人で抱えず、二人ぶんで分け合えると、この時間は少しやわらぎます。

もし、望む結果でなかったら

考えたくないかもしれませんが、少しだけ。もし今回、望む結果でなかったとしても、あなたのがんばりも、この周期に積み重ねたことも、決してムダにはなりません。

落ち込むのは、自然なことです。無理に前を向かなくて大丈夫。まずは、自分をいたわってあげてください。気持ちが落ち着いたら、主治医と次の周期を相談してください。つらさが長く続くときは、一人で抱えず、カウンセリングや私たちのような場所を頼ってください。

そわそわしたときの「逃げ道」早見表

気持ちが持っていかれそうになる場面は、だいたい決まっています。そのときにどうするかを先に決めておくと、いくらか楽になります。

こうなったときやってみること
症状を検索したくなった検索窓を開く前に、まず外に出て5分歩く。体を動かすと思考が切り替わります
検査薬に手が伸びそう家に置かない。買いに行く手間を、あえて残しておく
SNSで妊娠報告を見てつらいこの2週間はミュートでいい。人を嫌いになったわけではありません
パートナーに当たってしまう「今しんどい」とだけ先に言う。理由の説明はあとでいい
夜、眠れない寝ようと頑張らない。温かい飲み物を持って、横になるだけでOK
何もする気が起きないそれでいい日です。予定を消す判断も、立派なケア

共通しているのは、「気持ちを立て直す」のではなく「考えない時間を差し込む」という考え方です。前向きになろうとしなくて大丈夫。時間が過ぎるのを助ける道具を、いくつか手元に置いておくくらいでちょうどいいと思います。

もし陰性だったら、次に何をする?

考えたくないことかもしれません。ただ、先に道筋が見えているほうが、当日のダメージは小さくなります。読み飛ばしてもらっても構いません。

まずお伝えしたいのは、結果が出なかったのは、過ごし方が悪かったからではないということ。あの日重い物を持ったから、あの日冷やしたから。そうやって自分を責める方がとても多いのですが、日常の行動で結果が決まるものではありません。

次の周期に向けて考えることは、だいたい3つに整理できます。

  • 体を休める期間をとる:連続で進めるか、一度休むか。ここは主治医と相談して決めます
  • 今回の周期を振り返る:内膜の厚さ、ホルモンの値、胚のグレード。次に変えられる部分があるかを聞いてみる
  • 心の回復を先に置く:気持ちが追いつかないまま次に進むと、続きません。休む判断は後退ではありません

妊活そのものに疲れを感じているなら、妊活疲れの記事も読んでみてください。がんばりを緩める許可を、自分に出してあげてほしいんです。

こんなときは、すぐ病院へ

待っている間でも、次のようなときは判定日を待たず、すぐにクリニックへ連絡してください。

  • 出血が多い、または止まらない
  • 強い腹痛がある
  • 発熱など、気になる体調の変化がある

少量の出血はこの時期に起こることもありますが、自己判断せず、心配なときは必ず相談を。

サクラダ治療室でできること

サクラダ治療室では、判定日までのそわそわした時期に、冷えや自律神経、睡眠を整えて、心と体をゆるめるお手伝いをしています。クリニックの治療と併用しながら通われる方が多くいます。「ただ気持ちを落ち着けに来た」でも大丈夫です。

サクラダ治療室の受付・待合スペース

よくある質問

Q. フライング検査は、いつから正しく出ますか?

A. 個人差が大きく、一概には言えません。早い時期は、陽性でも薄い・陰性に出ることがあります。確実なのは、主治医が決めた判定日の検査です。振り回されたくない方は、判定日まで待つのがおすすめです。

Q. 判定日の前に、生理のような出血が来ました。

A. 出血があっても、着床にともなうことも、そうでないこともあり、自己判断は難しいです。量が多い・腹痛があるときは主治医に連絡を。判定日までは、検査で確かめるのが確実です。

Q. 陰性だったら、もう移植はできないのでしょうか?

A. いいえ。一度の結果で、すべてが決まるわけではありません。次の周期に向けて、体を整えていくことができます。主治医と今後の方針を相談してください。

まとめ

  • 判定日は、移植から10日前後(クリニックの指示が優先)
  • フライング検査は、早すぎると正しく出ず、心を振り回されやすい
  • 症状があってもなくても、結果とは直接結びつかない
  • 予定・情報の距離・温めと睡眠・一人で抱えないで、待つ時間をラクに
  • 出血が多い・強い腹痛は、すぐ主治医へ

待つ時間がしんどいときは、オンライン妊活相談会もあります。Zoomで参加費は無料、顔出しなし・聞くだけの参加でもかまいません。毎月第4土曜の14時から1時間、代表の前田がお話ししています。

読んでもまだ不安が残るときは

ここまで読んでも、不安が消えないことはあると思います。妊活の悩みは、正しい情報を知れば片づくものばかりではないからです。

サクラダ治療室は、婦人科で進めている治療を軸に置いたまま、それを受けとめる体づくりのお手伝いをしています。主治医の治療を止めるような提案はしませんし、無理におすすめすることもありません。まだ迷っている段階でも、話を聞くだけでかまいません。

私たちも、通う側にいました

代表の前田は、妻とともに不妊治療を経験しています。タイミング法から人工授精へ進み、検査で自分の側にも要因があるとわかったときの戸惑いも、判定を待つあいだのそわそわも、通った側として知っています。だから、前を歩いて引っぱるのではなく、となりで一緒に進みたいと思っています。

サクラダ治療室は、東京都北区の東十条院(JR東十条駅 徒歩4分)と、埼玉県さいたま市の大宮院(大宮駅 徒歩5分)。どちらの院も院長は女性で、妊活・不妊の鍼灸を受けていただけます。通いやすいほうをお選びください。婦人科の治療と併用しながら通われる方がほとんどです。

ご予約・ご相談はこちらのご予約ページから。予約の前に聞いてみたいことがあれば、LINEからでもかまいません。ご登録いただいた方には、体質改善の3ステップ動画をお送りしています。

✍ この記事を書いた人
前田 徹弥
前田 徹弥(まえだ てつや)
サクラダライフデザイン株式会社/サクラダ治療室 代表・鍼灸師 | 臨床歴17年

鍼灸の道に入り、10年の下積みを経て独立。妊活・不妊鍼灸を専門に学び、臨床歴は17年。実は私自身も、妻とともに不妊治療を経験しました。「本当に妊娠できるのか」と、何度も不安になりました。その経験があるから、あなたの不安に寄り添えると思っています。一人で抱え込まず、二人三脚で。あなたに合った方法を一緒に見つけ、ゴールまで伴走します。

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